菊次郎の夏

菊次郎の夏 [DVD] (2007/10/26) ビートたけし関口雄介 商品詳細を見る

少年の名前が「菊次郎」だと思っていました・・・。

 

不幸なことに彼の名前が登場したのは最初の方のみ(あとあったかな…)

それを見過ごした(…というか、観る前からそういう勘違いがあったため名前に注目しなかった)

ので、最後に「おじちゃん」の名前を聞いたときに

 

 

ほわ～～～～～～～

 

 

ってなりました。

 

本当に。

ほわ～～～～～～～　　って感じで。

 

 

あれ、退屈かも・・・と思って見ていた今までの感覚が一変、

「そういうことだったのか」という納得と同時にこの作品の秀逸さがどっと伝わってきまして。

ほんと、自分何やってんだろうかとw　←ユリオカ超特Ｑかよ　

 

amazonのレビューを見てみると、終盤に向かって心臓ばくばくした方もいるようで。ちょっと心惜しｋ・・・いや、むしろこういうほわ～感も悪くなかったかもしれませんけど(笑)。

 

タイトル次第でこんなに変わるんだということを実感。

 

 

賭博・暴力・育児放棄など、あまりめでたくない内容が多く入っているのにも関わらず、

終盤ではとにかく「平和」な印象を全身に感じさせられました。

（いやむしろこういうのがあったから後半のあたたかさ・安心感が活きているのか?）

 

 

夏の良さというものを改めて感じましたね。ほんとにあたたかい。。

先生はえらい

先生はえらい (ちくまプリマー新書) (2005/01) 内田 樹 商品詳細を見る

中高生あたりを対象とする本です。

著者　内田樹　氏

 

「先生はえらい」という題名でありますが、

「教師というのは偉いものだ」ということをいっているのではなく、

「えらいと思えたものが先生だ」ということを言っています。　つまり定義の時点からこの題名は決定事項であるようです(笑)。

本書は「人をえらいと思うこと」をテーマにいくつもの「脱線」という段階を踏まえながら(w) 話が進んでいきます。

 

 

寝ながら学べる構造主義でもそうでしたが、氏の話の進め方、説明の仕方には色々と学ぶことがありますね。

 

今「学ぶ」といいましたが、「学ぶ」こととは「有用な技術や知識を教えてもらうこと」ではなく、

先生の発信する何らかのメッセージ(あくびでもしゃっくりでもいい)を、受け手が「教え」であると思い込むことにより生起されるのだそうで、したがって、あるメッセージから学ぶことがあるかないかは、受け手次第ということになります。

 

なので、僕がこの本から「こういうことを学んだ」といっても、

またある人にとっては「そんなこと学べない」なんてこともあるわけですね。

(だから、読んで「言っていることと違うじゃないか」と怒らないでくださいよ^^;;)

 

 

まず面白いのは氏の特徴的な話しぶり。というのも、本書によればメッセージの受け手にとって苦痛なこというと、聴き手の存在を否定するような話し方、つまり、「あなたがいてもいなくても、私は今と同じことをいうだろう」というような態度が伝わってくるような場合だそうです。

(いきなり言われてもピンと来ないかもしれませんが、本書ではその前でその根拠となるような話をいくつかしています)

この観点から見ると、"書物"というのはその最たるものであるはずですよね。

そういうことを考えてか(またはいないのか)、まるで目の前に読者がいるかのような(悪く言えばなれなれしい)意識で書いているんだと思います。

(僕にとっては臨場感のあるこれもまた人によっては「しゃくだ」と感じるかもしれません…。)

 

 

内容はまたかなり意外な主張が豊富で、「えー、それはどうだろう？」と思うようなこともままありますが、いずれの話も著者がラカンやフロイトといった偉人の思想を十分に踏まえたうえでのものですから、一概に暴論とは呼べないようです。

主張が受け入れられないものであったなら、「そういう考え方があるんだな」という目で見ていくのも良いと思います。

 

印象的だったのは「幸福な誤解」という言葉。

先生への敬意というのはこの「幸福な誤解」によって成立するというのですが、

「恋愛」においても「幸福な誤解」は起こっている、(それも人類として必然的・不可欠に)

というのが面白いなと思いました。

なるほど確かに人の好みはそれぞれで、人によって「わがまま」が「自分を持っている人」になったり、「無神経さ」が「率直さ」になったりして、そういうことがあるからこそ、人類は滅亡せずにいるわけなんですよね。

「あんなに良い人なのに、周りの人は興味ないみたい…」ということがあったとしても、不安になる必要はないんだなぁというのをよくよく感じました。

 

 

 

 

・・・なんだか色々と振り返ってしまいましたが、とにかくユニークな哲人・内田樹　氏の思想に多く触れられた満足な一冊でした。

すらすらーと読めるのでわりとおすすめです。

ただし、初めのほうでも書きましたが、読む姿勢、読者の考え方によって、この本の読む価値というのは大きく異なってきそうだということを断っておきます。

(どんな本だってそうだとは思いますが; 特に)

レビューをまとめるのは難しい…

受験が終わってからも何かとイベントが多く、思っていたよりブログの更新が少なくてすみません。

しかもポケモンのプラチナを紛失しました。　　俺の80時間・・・！OTL

 

今は祖父母の金婚式祝いで伊豆のホテルに宿泊中です。

 

 

途中寄った　かつらぎ山パノラマパーク　でおみくじを引いたところ・・・

 

大吉

「けれど油断せずに信神(しんじん)して行い正しく些かも不義の楽しみに身を過たぬ様にせよ」

 

 

>>「不義の楽しみ」

これは、もしや・・・・・・お酒？？？

 

 

 

 

 

最近未成年でもお酒を飲む周りの人の話を非常によく聞きます。

飲んでいない人の方が少ないんじゃないかというくらい・・・。

４月のはじめにある、大学のクラスの合宿でも、飲酒は避けがたいと聞きました。

 

 

 

 

・・・僕　は　断　固　と　し　て　断　り　ま　す　。

 

 

思いを寄せる人まで飲んでいるという話を聞こうが、

僕は絶対に１１月まで、「身を過たぬよう」にする！

 

ここに宣言しておきます。

 

 

 

 

意外かとは思いますが・・・僕は、神なるものを信じています。

そうしてこれまでうまくやってきましたから・・・。

ボードは足がバラバラにならないから良い

４年ぶりのスノーボードで、２日経った今でも尻が痛い・・・(笑)

 

軽井沢行ってました。

 

 

宿泊先で　しょうが糖　って菓子を見つけて買いました。

前に友だちが食べさせてくれたことがあるんですが、

僕に言わせるとこれはちゃいなマーブルの次に危険なお菓子ですね。

まあ回転寿司でガリを箱の半分くらい食べてしまうほどしょうが好きの僕にはとても嬉しいのですけど。(笑)

 

 

ガリで思い出しましたが、

ガリとウーロン茶の相性は抜群です！ぜひ一緒に口にしてみてください。

一昨日試してみましたがガリと紅茶はまあまあでした。

やっぱりウーロン茶が一番かな?

 

 

 

なんか気ままな記事ですみませそでした。

ではまたこれからレビュー三昧

プリズム

プリズム (創元推理文庫) (2003/01) 貫井 徳郎 商品詳細を見る

ある殺人事件をめぐる４人の関係者が主人公。

 

推理小説？いえ、これは成り行きを楽しむものです。

 

４つの章に分かれていて、

それぞれの人物が、それぞれの口調で、それぞれの根拠で、それぞれの考え方で、推理を試みるのですが、

白い光が「プリズム」を通すと虹色に分かれるように、一つの事件が色々な視点によって色々に見えてくる。

 

１．虚飾の仮面

２．仮面の裏側

３．裏側の感情

４．感情の虚飾

 

何やらタイトルだけで、「これは何かやってくれそうだ」という感じがしますよね。

 

 

・・・ふふふ（ーωー）

 

 

推理小説のような形をとりながら、僕はこれに「文学」,もとい,「芸術」というものを感じさせられました。

「プリズム」にはもっと深い含蓄があるのではないかと思えてなりません。