音楽に対する考え方・・・
- 2005-08-21 音楽について語る
反省しています。
今まで僕は音楽に対してこんな考え方をしていました。
「音楽はいかにうまく作るか」
また、その曲を鑑賞するにあたって、編曲の仕方、曲の展開、メロがいかにうまいか。
♯、♭などが出てくると、「お、これはなかなかうまい曲だ」などと考えていたものです。
・・・いや、今でもそうかもしれません。
違うんです。僕がやってしまった過ちはそういうことじゃないんです。
僕が反省しているのは曲に点数をつけていたことなんです。
母が勧めた曲をけなしました。「編曲がなってない」
今度は僕がお気に入りの曲を母に聴かせました。
曲の展開、ハモリが素晴らしいGARNET CROWの曲をいくつか。
母は言いました。「声が好きになれない。さっきの曲の方がいいよ」
この曲がさっきの曲に負けるか!?切れた僕は母と口論になりました。
怒鳴り合った末、母はこういいました。
「曲っていうのは編曲とかハモリとかが問題じゃなくて、
人に感動を与えればいいんだよ。」
え?反論ができないじゃないか。確かに正論だもの。
・・・・今まで俺って曲に対して何てことをしていたんだろう。点数だなんて・・・
要はそれで感動する人がいればいいじゃないか。
あまり曲の展開に好感が持てなかったある歌を聴いた。
確かにこのつなぎかたは技術的には良くないと感じる。しかし、感情込めて
歌われている・・・。このフレーズは感情を表現しているんだ。そうだ。どんな展開でも
いいじゃないか。これは作曲者が作りたかった音楽なんだ。
思えば僕が音楽を大好きになったきっかけはバッハの「小フーガト短調」を
聴いたときだった。「フーガ?」「違う調で追いかけたら変になってしまうじゃないか」
そう思いながら聴いたときのあの感動といったらそれは・・・・・・。
それから僕は多声部の曲を好むようになる。単なる和音ばかりの曲はけなした。
しかし、それは間違いだった・・・。母の言葉で僕は音楽に対する考え方を変えた。
というわけで、このブログで今まで曲に点数をつけていた部分は消しました。
本当に反省しています。
長文になりました。読んでくれた方に感謝。途中から敬体から常体に変わってしまって読みにくかったでしょうか。すみません。
最後に・・・GARNET CROWさん、応援してますw